2019.02.05
想い出に残る仕事【I様】②

こんにちは。
ロートアイアン手すりの専門店「RESTART」です。
今日のブログは昨日のブログの続きです。
昨日のブログをまだ読んでいない方は、まずは昨日のブログから読んでみてください。
昨日ご紹介した、I様邸の階段手すり設置画像がこちらです。
今日のブログから、この手すりをつくっていきます。
お仕事を頂いた時点では、まだ現場は何も出来ていない状態でしたので
図面をベースに打ち合わせをしていきます。
もちろん、一体ものではつくれませんので、何分割かでつくって
現場で組み立てる方式となります。
図面からきっちりと各部の寸法を出していきます。
まずは2階部分の手すりをつくります。
装飾などは後回しで、ステージをつくり、
手すりの大枠の材料をつくって組み上げていきます。
ステージは完璧な状態で水平・垂直を出してあります。
手すりもしっかりとレベルを確認しながら組み立てていきます。
溶接すると局部的に超高温になり鉄が歪みます。
なので、溶接する際は例えば東側を溶接する場合西側に少し傾けておき
溶接の熱で東側に傾いて丁度垂直にさせる…というようなやり方をします。
画像の中にオレンジ色のベルトが見えますが、
このベルトでがっちり固定&溶接個所と反対側を引っ張っています。
ここでの品物の精度が基準となります。
ここで完璧につくっておけば、
もし現場で狂いが生じた場合は原因は現場にあるという事ですので、
無駄なく対処が出来ます。
ですので、この作業が一番大事です。
夕飯を食べる時間も惜しかったので、毎晩カロリーメイトとリポDでした。
朝はおにぎりとリポD、昼はお弁当とリポD。
高級なリポDも飲んでいましたが、まぁ、気休めですね。。
正直、今同じペースで仕事をしろと言われると…
間違いなく断るレベルの内容でした。
一日毎に工房に泊まりで仕事をしていました。
この頃は実家から工房まで通っていて、
実家までは片道30~40分程度の距離です。
工房に泊まるときはほぼ徹夜で作業をして、
翌日の夜中の2時頃にシャワーを浴びに実家に帰るのですが、
普通に走れば30、40分の距離が1時間半くらいかかるのです。。
眠くて眠くて、途中で2、3回の仮眠をとらなければ
とても帰れない状態でした。
居眠り運転をしてしまったことも何度もあります。
夜中だったので車がほとんど走っていなかったのが救いです。
4時頃に何とか帰宅、サッとシャワーを浴びて仮眠。
6時に起きて工房へ向かう…。
2、3日程度であれば良いですが、
この生活が約4か月程度続きました。
文章にしていてちょっと気持ちが悪くなってきました。。
段取りの悪い工務店で、そのしわ寄せが全てこちらに回ってきて…
しんどい現場でした…ちょっとトラウマ。。
さて、これで2階部分の大枠は出来上がりました。
次回からは装飾を入れていきたいと思います。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございましたm(__)m
RESTARTでした。
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